セッション概要

クラウドや Kubenetes 環境で Java アプリケーションを動作させる場合、CPU やメモリリソースは厳密に制限されるため Java プロセスが使用するメモリ量を考慮した JVM オプション設定が必要になります。例えば Java プロセスが使用するメモリが Java ヒープサイズ分のみであると勘違いし、メモリのリソース制限量と同等の Java ヒープサイズを指定してしまうと、 OOM Killer によりプロセスが終了してしまうことが往々にしてあります。この様な問題を避けるには Java プロセスが使用するメモリ空間と、メモリ使用量を制御する JVM オプションについて正しく把握しなければなりません。

本講演では Java プロセスが使用するメモリ空間の説明と、その空間ごとのメモリ使用量を測定する Native Memory Tracking(NMT) の使用方法、さらに実際の NMT 測定結果を鑑みた JVM オプション設計の考え方についてご紹介します。

講師

坂本翔平

坂本翔平

(NTTコムウェア株式会社)

坂本統

坂本統

(NTTコムウェア株式会社)

セッション情報

担当:
NTTコムウェア株式会社
レベル:
入門編
対象者:
JavaVM の機能やチューニング、 JDK のトラブルシューティングに興味がある方。
前提知識:
JavaVM や JDK のトラブルシューティングに関して知識のある、もしくは興味がある方。
カテゴリー:
Java / OpenJDK
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