セッション概要

Linuxのファイル転送を自動化する場合、シェルスクリプトを書いてftp、sftp、scpなどを呼び出すことになります。しかし、世間はIaC(Infrastructure As Code)時代で「インフラもコード(設定ファイル)で管理する」のが流行のようです。そんな中、 転送が増える度にシェルスクリプトでロジックを書くのはIaCっぽくありません。

そこで、転送のロジックと設定を分離してロジック部分を汎用化し、ftp, sftp, scpなどの接続の設定(コード)をまとめて管理できる簡単なシェルスクリプト(ftpexといいます)を開発してみました。本セミナーではftpexの説明と内部の構造を説明します。特にftp,sftp,scpのサブコマンドとの対話処理をbash内で扱うのにexpectを使ったので、その紹介もします(ヒアドキュメントについても触れる予定です)。

なお、ftpexはOSC福岡に合わせて11/21にGitHubにて公開しましたので、ご参照いただければ幸いです。

URL: https://github.com/ossplaza/ftpex

講師

谷川智郎

谷川智郎

(北の大地の大学生(ftpex co-Developer))

セッション情報

担当:
エイチスリーパートナーズ有限会社
レベル:
入門編
対象者:
Linuxで動くファイル転送ツールやその内部構造に興味のある方。シェルスクリプト初心者。
前提知識:
Linuxでftp, sftp, scpのようなファイル転送のコマンドを使ったことがある方。
カテゴリー:
Linux / 運用管理 / ネットワーク

資料

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