セッション概要

Java アプリケーションは便利ですが「起動が遅い」「メモリをたくさん使う」といった課題を感じたことはありませんか?
そんな課題を解決するための技術の1つが GraalVM Native Image です。
この技術を使うことで Java アプリケーションをすばやく起動でき、またメモリの使用量も少なくなるため、コンテナ環境やサーバーレスのようなアーキテクチャにとても適しています。

しかしこの技術は便利な一方で、アプリケーションが通常の Java 実行環境(HotSpot VM)とは違う仕組みで動作します。
そのためトラブルが起きたときの調査方法は通常の Java アプリケーションとは異なります。特にログやダンプなどの情報の取得方法や出力が違うので、事前に知っておかないと困る場面もあります。

そこで本セミナーでは、GraalVM Native Image を使った Java アプリケーションのトラブルシューティング方法として、GCログ/スレッドダンプ/ヒープダンプ/フライトレコード などの情報の取得方法や解析方法について紹介します。
これらの内容は、2025年9月にリリースされた最新の GraalVM 25 をベースに調査した結果をもとに解説します。

講師

坂本翔平

坂本翔平

(NTTドコモソリューションズ株式会社)

陸昱宏

陸昱宏

(NTTドコモソリューションズ株式会社)

セッション情報

担当:
NTTドコモソリューションズ株式会社
レベル:
入門編
対象者:
GraalVM Native Image のトラブルシューティングに興味がある方。
前提知識:
JavaVM や GraalVM Native Image のトラブルシューティングに関して知識のある、もしくは興味がある方。
カテゴリー:
Java / GraalVM