セッション概要
多くの開発者が日常業務で使用するオープンソースソフトウェアに貢献したいと考えています。 しかし、それは誰にとっても挑戦となることです。 ましてやOpenJDKのような大きくて有名なコミュニティにコードを送信するとなれば、誰でも緊張するものです。 私も以前は同じでした。
また私たちの第1言語は日本語です。 ですから、自分のコードについて英語で説明することも簡単なことではありません。私は数年前からOpenJDKコミュニティにパッチを出しています。 私のパッチは決してすごいものではありませんでした。 コード上に良くない点もいくつかありましたが、OpenJDKコミュニティの人々はその点を丁寧に指摘してくれました。最終的にパッチがマージされたとき、今までに感じたことのない充実感が得られました。
このセッションでは、OpenJDKへの貢献を始める方法と私の経験について話します。経験豊富なJava開発者でなくても、OpenJDKに貢献できます。 さらに、OpenJDKのリポジトリはGitHubに移行しており、以前よりもパッチを出しやすくなりました。 このセッションを聞いたあとには、きっとOpenJDKへのコントリビュートを始められるようになります!
講師
阪田 浩一
(株式会社NTTデータ)
セッション情報
- 担当:
- 株式会社NTTデータ
- 対象者:
- Javaのオープンソース実装であるOpenJDKへコントリビュートしてみたい方。
- 前提知識:
- Javaプログラムを実行する仕組みに関する入門的知識がある方。
- カテゴリー:
- プログラミング言語