セッション概要

ゼロからのOS自作入門」は、OSのソースコードと、書籍のテキストを並行して書いていくスタイルで書かれました。OS側は章を経るたびに機能が追加されるスタイル、テキスト側はその章で作る機能を説明するスタイルです。したがって、OS側のGitリポジトリとテキスト側のGitリポジトリを関連させ、執筆していく必要がありました。

執筆中、過去にさかのぼってプログラムのミスに気づいたり、修正したい部分が出てくるたびに、OSのコードを直し、Gitの歴史を修正し、テキスト側にその修正を取り込む、という作業が発生します。ときにはOSのGitの歴史を大規模に変更(rebase)することもありました。

整合性を崩さずに執筆するために、どんな工夫をしたのか、どのようなツールを使ったのかなどを、著者の内田公太が紹介します。この執筆のために自作したGit関連ツールも登場します。

お知らせ:本セッションの後 『はりぼてOSから15年「はりぼて友の会」メンバーが当時を振り返る』というタイトルで内田とhiyohiyo(@openlibsys)さんが対談を行います。14:00~14:40 にサイボウズ展示ブースにお越しください。

講師

内田公太(@uchan_nos)

(サイボウズ・ラボ株式会社)

セッション情報

担当:
サイボウズ株式会社
レベル:
入門編
対象者:
大規模な執筆をしてみたい方、Gitのrebaseに詳しくなりたい方
前提知識:
Gitで基本的な操作(commit、diff)をした経験
カテゴリー:
プログラミング言語/Linux/Re:VIEW
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資料

「ゼロからのOS自作入門」の執筆を支える技術(外部リンク)