セッション概要

開発の現場では、「このCSVデータ1000件を新しいシステムに入れたい」「500人のユーザー全員が本当にログインできるかテストしたい(そして証跡として画面キャプチャ付けてね)」など、単純作業の繰り返し確認業務が意外とあります。

そうしたときに便利なのが自動化ツール。RPAともよく一緒にされますが、多くのRPAは「プログラムレス」を目指ししており、プログラムが書ける人にとっては煩雑です。

そこで使いたいのが、プログラミングで自動化するツール。「SikuliX」と「Selenium」です。どちらもPythonで自動化処理を書けるライブラリです。PythonだからCSVやJSON、データベースなど、基データの入力や加工は、いつも書いているのと同じ方法で実装できますし、Jinja2を使えば、結果レポートのHTML化、さらには印刷化も容易です。

SikuliXは画面ベースの自動化処理のため、さまざまな汎用アプリを操作できます。エミュレータと組み合わせれば、AndroidアプリのPC操作も可能。SeleniumはWebブラウザベースの自動化処理。Web操作に限られますが、送受信されるデータを細かく制御でき、安定した動作ができるのが特徴。もちろんJavaScriptにも対応しており、動的にHTMLが書き換わるアプリやマウス操作アプリも自動化できます。

このセミナーでは、こうしたSIerが楽するための自動化のさまざまな手法をお話します。

講師

大澤 文孝

大澤 文孝

セッション情報

担当:
モウフカブール
レベル:
入門編
対象者:
SIerをはじめ、データ入力、確認の単純作業が多く、なんとかしたいと思っている人
前提知識:
PythonとHTMLをちょっとだけ知っている人
カテゴリー:
自動化/サポート/運用管理
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