セッション概要

本セッションでは、GPU版PostGISの機能、実装状況、性能についてご紹介するとともに、位置情報を用いたWebゲームのデータを用いた検証結果についてご紹介します。

GPUやNVME-SSDの能力を引き出してPostgreSQLを高速化する拡張モジュール PG-Stromは、現在、次期バージョンに向けて活発な機能強化を行っており、その一つが、比較的計算ヘビーな処理であるPostGIS関数群のGPU対応です。GPUに搭載された数千コアを並列に稼働してPostGIS関数を実行するほか、GPU上でのGiSTインデックスの検索や、データロードの時間を短縮するためにFDW(外部テーブル)を利用してGPU上にメモリストアを構築する事が可能となっています。

これらの機能を利用する事で、GPS位置データなどの集計・分析を、手元のPostgreSQLで手軽に実行する事ができるようになることでしょう。

講師

海外 浩平

(ヘテロDB チーフアーキテクト兼CEO)

セッション情報

担当:
ヘテロDB株式会社
対象者:
大量データ処理、地理データ分析に関する情報収集を目的としている方。
前提知識:
SQLやデータベースに関して基本的な知識を有する方。
カテゴリー:
データベース/ハードウェア/オープンデータ
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資料

https://www.slideshare.net/kaigai/20201128oscfukuokaonlinegpupostgis(外部リンク)