セッション概要

(1) 「クラウドベンダーにデータをロックインされないMySQLのクラウドデータベースの選択」

クラウドを活用したデータベース環境を移行するあたって、マネージドなクラウドデータベースの利用やデータベースをIaaS上に構築、またコンテナの活用などの導入パターンが考えられます。MySQLにおけるオープンソースならではの利用パターンを検討してみましょう。

梶山 隆輔 (日本オラクル MySQL Sales Consulting Senior Manager)


(2) 「クラウド時代の Pgpool-II の活用 ~ Kubernetes におけるクエリ負荷分散とモニタリング機能を備えた PostgreSQL クラスタの構築 ~」

ここ数年、コンテナ管理を自動化するためのプラットフォームとして Kubernetes が注目され、システムをオンプレミス環境からクラウドの kubernetes に移行する企業も増えています。その中で DB はマネージドサービスを利用する手段もありますが、Kubernetes の機能を利用して DB を自動運用することもできます。Kubernetes で運用を自動化するには、Operator と呼ばれる拡張仕組みが必要で、PostgreSQL 専用の Operator もいくつか開発されています。しかし、既存の PostgreSQL Operator ではクエリ負荷分散機能が提供されていません。Pgpool-II は PostgreSQL においてクエリ負荷分散や自動フェイルオーバ機能を提供するクラスタ管理ミドルウェアです。本講演では、Pgpool-II を利用し、Kubernetes でクエリ負荷分散とモニタリング機能を備えた PostgreSQL クラスタについて紹介します。

講演者: 彭 博 (ペン ボ),SRA OSS, Inc. 日本支社 OSS事業本部 技術部 基盤技術グループチーフエンジニア 兼 Pgpool-II開発者

講師

梶山 隆輔

梶山 隆輔

(Oracle Corporation MySQL GBU)

彭 博 (ペン ボ)

彭 博 (ペン ボ)

(SRA OSS, Inc.日本支社)

セッション情報

担当:
OSSコンソーシアム
レベル:
入門編
対象者:
クラウド環境でのDBサーバの利用を検討される方
前提知識:
DBMSやクラウド環境についての基礎的理解
カテゴリー:
データベース/クラウド
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資料

企業ITのクラウドマイグレーションとOSSの役割《第3部 データベースはどうする?》 〜 MySQLとPostgreSQL(外部リンク)