セッション概要

ChatGPT、Claude、GitHub Copilotを活用した開発が主流となる中、生成AIコードに潜むライセンス違反リスクが開発チームの大きな課題となっています。ライブラリだけでなく、AIが生成するコードスニペット自体にもライセンス制約が存在する可能性があり、従来の依存関係管理では対処できない新たなリスクが生まれています。しかし、手作業でのライセンス確認は現実的ではありません。

本講演では、DevOpsパイプラインに組み込む自動ライセンス管理システムの構築方法を実演します:
- CI/CDパイプラインへの自動統合:プルリクエスト時の自動ライセンス検証
- ゼロタッチ運用:開発者が意識することなく動作する自動化システム
- リアルタイム検出:コミット時点での即座なライセンス検出
- SCANOSSとの連携:API統合による高精度なコード解析の自動実行
- コードスニペット解析:生成されたコード片のライセンス検証
- アラート・通知システム:SlackやTeamsとの連携で即座に問題を共有

「地道な管理作業」から「完全自動化」へ。生成AI時代の開発速度を維持しながら、ライセンスコンプライアンスを確実に担保する実践的なDevOps手法をお伝えします。

講師

佐々木 寛太

佐々木 寛太

(サイオステクノロジー株式会社)

セッション情報

担当:
サイオステクノロジー株式会社
レベル:
入門編
対象者:
生成AI由来のコードに対する OSS ライセンスリスク
前提知識:
DevOps に関する知識がある方。OSS ライセンスに関する知識がある方。
カテゴリー:
DevOps / AI